清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日)に合わせて4月2-4日が3連休となる中国。今年の清明節はどう過ごす?
【企画】清明節の3連休 今年の清明節はどう過ごす?
★清明節の由来
中国の清明節は毎年、4月5日前後である。この日は、人々が墓に参って先祖を祭り、野山に出かけて春の遊びをする民間の祭日である。清明節は農暦(旧暦)の24節気の一つ。春風が吹き、暖かくなると、空気は新鮮で爽やかになり、天地は明るく、清らかになる。このため「清明」と呼ばれる。
清明節のお墓参り
清明節の連休中に墓参りをして先祖を祀ることは、中国人が最も重視している行事の一つだ。今年、江蘇省南京市にある「雨花台功徳園」という共同墓地は「墓参り代行ライブ配信」という新しいサービスを打ち出した。このサービスは、墓地のスタッフが直接墓地に足を運ぶことのできない顧客に代わって墓参りを行い、その様子を微信(Wechat)で顧客にライブ配信するというもの。このサービスの登場で多くの人々の間で、再び墓参り代行に関する話題が注目を集めているという。
清明節は新茶の季節
清明節が間近に迫り、中国各地の茶種植基地では春の茶摘みが始まった。これは一年のうちで最も品質の良い茶の「明前茶」が市場に出てくることも意味している。例えば、最初に市場に出される新茶の明前西湖龍井茶の価格は、5百グラム1万元(約16万円)を超えることもあるという。
先祖を祭る中国の伝統的な祭日「清明節」だが、中国伝統のグルメ文化において最適な季節である。私達は清明節における中国各地の伝統グルメを特集した。
——旅行サイト・携程網の統計によると、連休前後には、春節(旧正月、今年は1月28日)以降では最も多い旅行客が各地に訪れる見込みだ。最高の花見を楽しめるよう、国内の花見スポットを見頃とともに紹介する。
〇雲南省羅平・菜の花
毎年春節(旧正月)が過ぎると、大勢の観光客が全国各地から羅平に押し寄せ、菜の花畑を心ゆくまで観賞し、花を愛で、花に思いを馳せる。羅平の菜の花畑は毎年、全国に先駆け満開になる。
〇チベット林芝(ニンティ)・桃の花
爽やかな桃の花が、大きな迫力をそなえた雪山の懐に抱かれ、限りない穏やかさを醸し出している。妖艶で美しい桃の花が、紺碧の空を背景に限りない美しさで咲き誇っている。
〇湖北省武漢・桜
武漢大学校内では桜が一斉に咲き誇り、膨大な数の花見客がその美名を慕って押し寄せ、心行くまで花見を楽しみ、その美しさに心を奪われる。桜並木は大勢の人で押し合いへし合いになり、桜の花びらが上からひらひら舞い落ちる。その美しさはとても言葉では言い尽くせない。
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